意念が身体に作用する

ここでまたきちんと考えておかなければならないことがある。私たちは決して身体だけを鍛えたいのではなかった。脳を鍛えたい。賢くなりたいのだ。勉強ができるようになりたい。たくさん覚えたり、考えたり、新たなものを生み出せる脳がほしいのである。 身体…

仙骨は締めるべきか:自然に帰るためには

武術に関して調べ始めると、必ず姿勢の話にぶち当たる。そこで丹田と並んで重要になってくるのが仙骨である。簡単に言うと骨盤の真ん中の骨のことだ。東洋の武術には「仙骨を締める」ことで爆発的なエネルギーを得ることができるとするものが多いようだ。 と…

結局、いま何をやろうとしているのか

別にこんなことを断っておくこともあるまいが(どうせ誰も読んでないし)、正直自分の中でも考えがまとまっていない上に根拠もないから、ここでは適当なことしか書けない。この先も同じようなことを繰り返し書くだろうし、一方で、正反対の内容を書くことも…

立甲:肩甲骨をはがして自由になる

心と身体をひとつにするために、まずは身体をひとつにしなければならない――ということを思いだそう。では、身体を一つにするというのは一体どういうことなのだろうか。 正直、分からない。だって、まだひとつじゃないから。ただ分かっていることがいくつかあ…

アブローラー:呼吸の練習と背骨の調整

筋トレはやらないと宣言しておきながら「筋トレ」の記事が続いている。外形的には筋トレだが、筋肥大や筋力アップを目的としていないことに注意してほしい。筋トレをする際に「どこに効くのか」を考えながらトレーニングしないと上手く成長しないのと同様に…

ブリッジ:筋トレと柔軟のハイブリッド

筋トレに関しては以前に書いた通り、一般的な自重トレ→ダンベルで部位鍛錬→おもりを背負ってざっくり筋トレ→自重トレ、という変遷を辿ってついには筋トレをやめてしまった。その最後に取り組んだ自重トレというのが、(まだ流行っているの?)「プリズナー・…

四股:丹田を探すために

四股(しこ)。相撲取りがやるアレ。(頭の中だけでもいいので)試しにやってみよう。 さて、いまやったその四股は、本当の四股ではないらしい。少し前に「四股トレ」といって、伝統的な日本の格闘技である相撲の基本動作・四股を現代のトレーニングに取り入…

GtG:筋肉ではなく神経を鍛える

以前は筋トレをしていた。最初は一般的な自重トレ。しかし、回数を重ねても筋肉が付かないという話を聞いて、次はダンベルを使って鍛え始めた。ところが、これをやり出すと際限がない。それでおもりを背負ってざっくり全体を鍛えるようにした。どんどん重さ…

倒立:逆さまから立つことを考える

倒立(逆立ち)について、随分前に武井壮が「笑っていいとも」(もう10年以上前になるのか…)で解説していたのを思い出した。動画が見当たらないので、同じことを語っているものを載せておく。 www.youtube.com 要するに、手で立つのも足で立つのも同じこと…

イス軸法:身体を貫く軸を手に入れる

身体の凝りや歪みを取り除いてニュートラルな状態に持っていくことで身体の全体性を回復させていく。それが土台となって、心と体はひとつのものとして溶け合っていく。まずは小さな目標として、上手く立つことを目指したい。 ところで、凝りや歪みを取り除く…

筋膜リリース:身体の偏りをなくす

心・脳を鍛えるために、心・脳を含めた身体の全てをひとつのものとして鍛えよう、というのが基本的な考え方であった。しかし、とにもかくにもまずは身体だ。身体の全体性を回復させることが我々の喫緊の課題である。 したがって、身体を部位に分けて鍛えると…

胴体力:体中に力を伝える

身体の動きは煎じ詰めれば「伸びる・縮む」「丸める・反らす」「捻る」の三種類しかなく、身体の無限の動きはこれらの組み合わせによって生まれる――と言った男がいた。武術家・伊藤昇である。彼はこの力を「胴体力」と名付け、三つの体操にまとめた。 www.yo…

真向法:下半身の柔軟性向上とその習慣づけ

柔軟性獲得のためにまず真っ先に思いつくのはストレッチだ。方法やバリエーションは山のようにあるが、ここで一つ基本方針を述べておく。「最新科学に基づくやり方ではなく、古い伝統的な技法をなるべく用いる」ということである。 私には何が正しいのかが結…

柔軟性の獲得

心と体をひとつのものとするためには、まず「心と体をひとつにする」という発想を止めることから始めなくてはならない。「心と体」と言っている時点で、すでにそれが別々のものであることを認めてしまっているからだ。とはいえ、いわゆる心身二元論に慣れき…

この頭の悪さをどうすればいいのか

自分の頭の悪さに辟易している。長年これをなんとかしたいと思ってきたが、果たしてどうすればいいのか。「勉強すればいいじゃん」と言いたくなるかもしれないが、ちょっと待ってほしい。その勉強ができないくらい頭が悪いからこちらは困っているのだ。 そこ…