小説

『博士の愛した数式』

『博士の愛した数式』小川洋子 若い家政婦が年配の元数学者「博士」の世話をすることに。ところが博士の記憶は80分しかもたなくて――。 一時期、これも流行った。映画化もされている。そういえばこれも「何度も見てるけど最初から最後まで見たことがない映画…

『西の魔女が死んだ』

『西の魔女が死んだ』 梨木香歩 いじめにより不登校になった中学生の女の子が、母の田舎でイギリス人の祖母とひと夏を共にする話。 特に劇的なことは起こらない。子供というには大人すぎ、大人というにはまだ子供過ぎるあの頃の、きっと多くの人が経験したこ…

『錦繍』

『錦繍』 宮本輝 みんな覚えているだろうか。かつて「本の山」をよく読んでいた。もう20年近く前のこと。どういう訳かそのブログに出会って、引き込まれるように全ての記事を読んだ記憶がある。まだ若かった私。何もかもが嘘だと思っていたときに、自分と似…

『蛇行する川のほとり』

『蛇行する川のほとり』 恩田陸 弟が学生時代に読んでいた本をたくさん譲り受けたので、ぼちぼち読んでいこうと思う。彼は恩田陸が好きだったようで、貰った本の中には彼女の作品がたくさん含まれている。私は恩田陸の作品はどれも未読で、映像作品として『…